自律神経失調症とは?病院やカウンセリングなど4つの治療方法

自律神経失調症とは?病院やカウンセリングなど4つの治療方法

 

自律神経失調症とは?

 

自律神経は、脳から各器官へ指令を出す働きを持っていて、主に女性ホルモンを分泌している視床下部との関連が深く、自律神経のコントロールもそこでおこなわれています。
自分では調整できない神経であり、自律神経失調症になってしまうと心身に体調の不具合を生じさせます。
この自律神経は身体全身につかさどっている為、体調不良(全身のあらゆる箇所の不調)やこれに乗じて精神的な情緒不安定なども引き起こします。

 

 

自律神経失調症になったら何科に受診すればいい?

 

自律神経は心身ともに大きな影響を与えます。
身体的不調や精神的な不調まで、症状は際限なくあると思ってもいいほどです。
そして、体調不良も一箇所の同じ箇所に出るわけではなく、日毎に変化していくものなのです。
まず、大きな病気がないかを確認するために、症状に合った内科や循環器科などで、検査を受けてください。

 

血液検査やレントゲンを撮り、異常が認められない場合は、「心療内科」や「精神科」などを薦められる場合もあります。
最終的にはこれらの病院へ行くことになるでしょう。

 

印象的に「心療内科」や「精神科」というのは、敷居が高いと思う方もも多いと思います。
最近では内科と一緒に看板を掲げているところもあり、周りの方にも同じような症状を持っていても、あえて通院していることは言わないでしょう。
ご自分が知らないだけで通院している方は以前より多くなっているはずです。

 

そして、「心療内科」や「精神科」に通院している方は、精神的に弱いわけでなく、真面目で責任感の強い方がストレスなどにより病気になるケースが多いのです。
決して恥ずかしいことではありません。

 

 

自律神経失調症の治療の種類

 

自律神経失調症を見分けるのは、心身の不調や心理検査などで判断することが多いはずです。
検査をしても異常が見られずたどり着いた病院ですので、他に持病を持っていない限り初回と定期的に血液検査をおこなうだけです。
ただ、ホルモンなども関係しているので尿検査や動悸などがある場合は心電図をとる場合もあるでしょう。

 

薬物療法

 心身の状態に合わせて抗うつ剤や抗不安薬・睡眠導入剤などが処方されます。西 洋医学と東洋医学の両方を用いて、漢方薬を一緒に出す先生もいます。
 漢方薬の場合は「半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)」「加味帰脾湯(かみきひとう)」「加味逍遥散(かみしょうようさん)」などが主流です。内容は抗うつ剤や抗不安薬などと同様
に脳の伝達物質を補うもの、不安を和らげるもの、緊張状態を緩和するものなどがあります。

 

生活指導

ライフサイクルの見直しなど、指導を受けます。特に、会社に行けなくなってしまうほどひどい状態の場合は、どうしても昼夜逆転になったり、家に引きこもりがちになり、外出する頻度が激減してしまいます。
3度の食事も摂らず、日光にも当たらず、運動もしなくなります。つまり、夜型の生活サイクルになってしまうことが多々あります。
これを徐々に元の生活リズムに戻していくわけです。

 

心理療法

 

薬物療法と同時におこなわれることが多いのですが、カウンセリン(自律神経失調症を引き起こした原因の把握)をはじめ、自律訓練法(緊張のコントロールを意識的に訓練する方法)、認知行動(自律神経失調症になった原因が物の考え方の歪みを認知させることで正す方法)などが主流となっています。

 

理学療法

 

物理療法・運動療法・動作訓練などがありますが、これは鍼灸やマッサージを行い、神経のツボを刺激し、身体の緊張をほぐすのに有効です。
身体と精神は関連があるわけですから、身体の緊張がほぐれることで、精神的な緊張がほぐれるという効果もあります。

 

運動療法は、適度に身体を動かすことで、血流も良くなりますし、自律神経を正常に働かせるために有効です。
動作訓練では、社会復帰に向けて病院内でのリハビリを兼ねたデイケアというものがあり、週に1〜2回ほど通いながら、皆さんで色々な作業をおこなったりします。物事を順序だてて考えたり、他者と交流をすることも一つのリハビリとなります。

 

理解者の協力

 

家族の人の中に自律神経失調症を患った方がいる場合は、見た目には普通ですので、「やらない」「怠けている」と勘違いされやすい病気です。
しかし、病院への付き添いなどで、先生に患者家族の様子を聞いてみて理解することも大きな助けとなります。

 

「やらない」のではなく「できない」ということ一つにしても、本人にとっても家族の理解の有無により精神的負担はかなり違ってきます。
どのように患者家族と接すれば良いのかと戸惑うこともあると思いますが、カウンセリングや先生に聞いてみるのも一つの方法だと思います。

 

 

まとめ

 

@自律神経失調症になったら「心療内科」又は「精神科」へ受診をします。
A自律神経失調症の治療
西洋医学・東洋医学における薬物療法、カウンセリング、生活指導、理学療法など。

 

家族や周囲の理解

 

自ら好んで病気になる方はいないと思います。
しかし、仕事や人間関係のストレスや過労、その他の理由で病気になってしまう方がいることも事実です。
ご本人の治そうという気持ちと周囲の理解があってこそ、早期発見・早期治療がおこなえます。

 

家族だけでなく、友人や会社の同僚など周囲にいる方々の様子を普段より少しでも気にかけるだけで、いつもとは違う言動があるかもしれません。
心身の不調を「疲労のせい」にせずに、一度病院に行くことを勧めてあげてください。