これが知りたかった!うつ病治療薬SSRIパキシルの効果とは?

これが知りたかった!うつ病治療薬SSRIパキシルの効果とは?

 

 

 

目次

  1. パキシルの特徴
  2. パキシルの効果
  3. パキシルの適応疾患
  4. パキシルの効果が出る期間

 

パキシルの特徴

 

パキシル錠は2000年から処方されているSSRIと呼ばれる
「選択的セロトニン再取込阻害薬」として、
日本では2番目によく処方されている抗うつ剤です。

 

以前の抗うつ剤に比べ、

 

  • 口の渇き
  • 便秘
  • 下痢

 

など副作用が少ないことから、
多くの病院で取り扱われています。

 

その後は、ジェネリック薬品としても出ています。

 

また、2016年になるとパキシルCRが出ました。
パキシル錠に比べて、穏やかであるとして処方され始めました。

 

パキシルは、脳内にある「セロトニン」という神経伝達物質の一つですが、
通常は分泌された神経伝達物質は役割を終えると回収されてしまいます。

 

これを再取り込みと言います。
この再取り込みを妨げることにより、
セロトニンは脳内に残り作用を続けるということです。

 

セロトニン不足が不安感の増大、気分の落ち込みなどに関わっていますので、
セロトニンが多く残っていることで、負の状態から少しでも脱却できるわけです。

 

ちなみに、日本国内でSSRIと呼ばれている抗うつ剤は

 

  • パキシルCR
  • レクサプロ
  • ジェイゾロフト
  • ルボックス/デプロメール

 

の4種類があります。

 

 

パキシルCRの効果

 

@血中内での濃度の急激な上がり方が、
パキシル錠に比べて緩やかです。

 

Aドーパミンやノルアドレナリンなどもセロトニンと同様に、
神経伝達物質ですが、
特にノルアドレナリン(※1)にも作用があることです。

 

※1ノルアドレナリンは自律神経の交感神経(興奮や不安感の増大、緊張など)
の部分をつかさどっています。

 

多すぎるとこのような交感神経が働き続けてしまうために、
パニック発作
心拍の上昇
攻撃的になるなどの身体症状が出てきます。

 

B日本では海外と比較すると
抗うつ剤の1日の最高摂取量が少なく制限されています。

 

例えば、ジェイゾロフトに関しては、日本では100mgですが、
海外では2倍の200mgまで処方されます。

 

パキシルは40mg〜50mgとされており
海外でも50mg〜60mgと大きな差がありません。

 

したがって、最大量を処方して治療を行えるという点では有効なのです。

 

 

パキシルの適応疾患

 

パキシルは、抗うつ剤ですが、
うつ病疾患のみに処方するわけではありません。

 

  • うつ病・うつ状態・パニック障害(30mg)
  • 強迫性障害(50mg)
  • 社会不安障害・外傷後ストレス障害(PTSD)

※()内は、病気に対する最大摂取量です。
などの症状を持つ方たちにも処方されています。

 

このような病状になるきっかけは一人一人異なりますし、
また患者様の性別や年齢・体格などによっても処方の量は変わってきます。

 

そのほかの疾患に関しては、40mgで様子を見ながら
、50mgまで増やすという処方が多いようです。 

 

また、パキシルCRに関しては、
12.5mgと25mgの2種類で、調整をおこなっていきます。

 

最近では、
婦人科においても月経前緊張症(PMS)
更年期障害などによる不安感が強い場合にも処方されるようになっています。

 

 

パキシルの効果が出る期間

 

パキシルの処方は、
少ない5mg若しくは10mgという量から始めます。

 

大抵は1週間〜2週間毎に量を増やしていきます。

 

人により副作用が出る場合があり、
吐き気や眠気がなどが起こります。

 

副作用が落ち着くのは、2週間程度です。
全く、副作用が出ない方もいます。

 

パキシルの血中濃度は、大体14時間ほどで半減してしまいます。
最初は少量から初め、抗うつ剤としての効果が出てくるのは、2週間かかります。

 

体内に蓄積させながら、安定しはじめて効果が得られるからです。
1日に1回の服用で大丈夫です。

 

まとめ

 

パキシルCR(パキシル)は、抗うつ剤として最も安全性が高く、
治療をおこなう上で、
最大限の効果が引き出せる薬であることは記述したとおりです。

 

薬を飲むことに抵抗がある方もいらっしゃるとは思いますが、
心身状態の異変の早期発見・早期治療は、病気の治癒に最も近道だということです。

 

現在は、昔と違い精神科や心療内科の敷居も低くなっております。
多少の勇気も必要だと思いますが、
自己判断せずに病院へ相談に行くことも必要な時代だということも念頭においておきましょう。